2015 スペルト（ディンケル）小麦栽培日記　【出穂】

5/31　晴れ
試験栽培中のディンケル（スペルト）小麦がついに出穂をはじめました。

回りの畑の普通のパン小麦が続々と穂をつける中、まだかまだかと少し心配していましたが、ついに出穂を確認。
昨年育てたファッロ（ディンケルと同じ古代小麦の一種）は、１０年来の耕作放棄地を開墾して作付けした結果、植物残差の自然肥料が効き過ぎたのか、最終的に自分の背丈くらいにまで成長してしまい、あわや倒伏寸前といったところでしたが、今年のディンケルは作付けした土地の地力も違ってか、同じ無肥料栽培でも背丈が低いですが、どの株もなんとか穂をつけています。
肥効が強過ぎれば無制限に伸びて倒伏する。弱ければ株が小さく分けつも少ないため収量が少ない（ただでさえ古代小麦は収量がとても少ない）
品種改良といった人為操作のない品種だけに、難しい部分です。。
栽培する土地にあった施肥をする、無肥料にこだわるならば、土地の選定にこだわる。来年はこのあたりも大きな課題です。
黄金色に輝く景色まであと少し、収穫まで元気に育つよう願っています。

スペルト畑でつかまえて　　　　モデル：まこちゃん