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2011-01-23

「のけもののけものとたわけもの」かむあそうトライブス

僕が住んでいる山のまち、「七宗町」の仲間達、かむあそうトライブスの1stアルバム
「のけもののけものとたわけもの」が、とうとう発売になりました。



ちょうど二年前くらいまえ。
子供が産まれて、これからのあたらしい暮らしを模索していた頃、彼らと出会いました。
七宗町で自然農を実践する、ドラムのいんでんくんの畑を手伝ったり、鶏小屋をつくったり、ボーカルのやじぃくんのおばあちゃんの畑でお茶を摘んだり、地元の木こりさんに山仕事をならったり、薪を割ったりしていたら、気がつけばとうとう、僕もこの不思議な町の住人になっていました。
別に七宗町はヒッピーが集まって自給自足しているコミューンのような町ではありません。
見渡せば森と川と田んぼと畑しか無い、若者は物や金を求めて町に出て行ってしまい老人が多くなり過疎化しつつある、いま日本中どこにでもよくある町です。
ただそんな、なんにもない町に何かを感じた人たちが、偶発的に集まって、それぞれがやりたいこと、できることをしながら、小さなネットワークを作り、助け合いながら暮らしています。
インターネットにtune in すれば、いやでも感じる地球のニュース。さまざまな環境問題や政治の問題。戦争や地球滅亡のうわさ話。
豊かさを追い求めて、何か狂ってきてしまっているこの世界。どうもなんか変じゃない?ってみんな思っている。
そんな中、それぞれみんながおぼろげだけれど考えている。確実に来るであろう変化の時代を。
自分に一体何が出来るの?子供たちにどんな未来をみせてあげたいの?
色々考えるけれど、結局自分の無力さを知るばかり。。
だけど、パッとひらめいた。結局は、暮らしからデモクラシーしかないよね。
僕たち一人一人が胸に手を当てて、心の声を静かに聞いてみる。ただ心の中の、自然の声に静かに耳を傾ける。そして、できることをただやるだけなんだと。
自然に感謝し、自然に寄り添って、自然の声を聞きながら暮らす。僕たちにはただ、ただそれだけしかできない。
土を耕して、種をまいたら芽がでて嬉しくなった。毎日水をやってたら、大きくなって実がなって、もいで食べたら最高においしいよ。
荒れ放題の裏山の木を切って薪にして、ストーブで燃やしたら暖かくって気持ちいし、空気もきれいで最高。
たぶんそんなことから新しい暮らしは始まっていく。
そんな普通の暮らしの中に、気持ちのいい生き方や、明るい未来のキーワードは眠っている。
たいしたことではなんにもないけれど、誰もが持つ、心の深いところでシンクロしあっている大事なメッセージ=自然からのメッセージを、彼らの音楽は表現しているのだと思う。
僕は楽器で参加している訳ではないけれど、心はかむあそうトライブスのメンバーやと勝手に思っています。そんなバンドに巡り会えて、本当に幸せなのです。
とってもいいバンドなので、どうぞみなさんCDを聞いてみてくださいね!そしてLIVEに足を運んでみてください。

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コメント2件

  • 2013sarutahiko より:

    今年は薪ストーブで栗焼けるね~これからもよろぴこ~!

  • カズマ より:

    こちらこそよろぴこね~!
    栗やこやこ~!