2014-02-19
二月の現状
寒さ極まる信州麻績村の二月。
はじめて体験する真冬の信州の朝晩の冷え込みは厳しく、朝布団から出られなくなることもしばしばですが、薪ストーブと薪風呂のおかげでなんとか凍死することもなく、家族で肩を寄せ合いながら日々穏やかに暮らしております。
今月前半は、あの忌まわしい流行り風邪に家族全員見事に感染し、一家揃って布団で丸くなっているのも束の間、病み上がりの絶妙なタイミングで、近所の古老をも初体験といわしめる100年に一度の歴史的大雪に二度も見舞われ、雪に埋れた我が家は道を閉ざされ、車で集落を出られぬ事態に陥り一時はどうなることかと思いましたが、病み上がりの体に鞭を打ちながら、腕と腰がガクガクになるほどの人力の雪かきの日々を経て、なんとか道は開け、下界と行き来できる所まで復旧。
しかし、そんな厳しい自然の反面、季節は着実に春へと向かっていることを感じる嬉しいニュースも多数。
立春を迎える日、昨年この世に生まれてきた三女(たね)が無事一歳を迎え、先週には双子の娘(マコリコ)も5歳の誕生日を無事迎えることができました。感謝以外の言葉が見あたりません。ありがとうございます。
月日が経つのは本当にはやいもので、ふと気がつけばいつのまにかこんなところまできていたのだなあなどと、雪に囲まれた庭に出て立小便をしながら、寒空に輝く満天の星空を見上げては、ただ春を待つ日々。
暦の上では本日は「雨水」
今まで降っていた雪がいつしか雨に変わり、積もった雪や氷が解け始める時節。昔から農耕の準備も、この日を目安にして始められたそう。
しかし高く降り積もった庭の雪は、まだまだ溶けそうに無く、その雪の下に埋もれた土に思いをはせる日々はもう少し続きそうです。
ああ、春が待ち遠しい。
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