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2013-11-19

スター☆ドーム(竹ドーム)の製作。

麻績村では地域おこし業務の一環として、地域おこし協力隊隊員が村の竹林整備をおこなっています。
いつもは伐採した竹をチップにして堆肥化・活用する取り組みを行っているのですが、​今回は一月に麻績村にて開催する「おみの星空キャンドル祭り」に向け、「スター★ドーム」という名の、竹を利用したドームの制作を行うことになりました。

スター☆ドームとは → http://www.stardome.jp/

スター★ドームは簡単に作れる竹のお家

スター★ドームとは、竹などの身近な素材を使って作る半球形のドームです。開発には竹川大介(北九州市立大学文学部助教授)を中心に木下靖子・今田文など九州フィールドワーク研究会(野研)のメンバーが4年がかりであたりました。スター★ドームは、誰でもたやすく組み立てられるよう独自の工夫が重ねられています。

スター★ドームの構造と制作時間

スター★ドームの基本形は10本のフレームから構成され、このフレームを3等分した位置で互いに星形に編むことによってできています。さらにその星形を取り囲むように、5本のフレームを5等分した位置で編んだ5角形の構造を付け加え、より強固で安定した美しい構造が可能となります。

制作にかかる作業時間は、竹を割るところから始めても3時間あれば十分です。すでに用意されたものを組み立てるだけであれば、慣れた人で10分、初めての人に説明しながらおこなっても30分以内に可能です。作業人数は3名~10名ていどで、分業が可能であるため人数に応じて作業時間は短くなります。このように非常に短時間で大きな居住空間を作成できるというのが、スター★ドームの特徴なのです。
近年は気候の温暖化と竹製品の需要の低下による竹林放置により、竹林の荒廃や拡大が大きな社会問題となっています。市民の伐竹ボランティアや竹林を利用したリクレーションなどによって、これらの問題を解決しようとするとりくみが各地で増えており、スター★ドームもこうした里山の再利用の一助となるものと考えています。

まずは先日、村の山より切り出してきた竹を役場にて割り、材料を準備。
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「竹割り器」なる道具をはじめて使ったのですが、なんとも気持ちよく綺麗にスパッと割れていきます。
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「破竹の勢い」という、ものすごい勢いを表す言葉があります。
私はてっきり竹が勢い良く伸びる様から出来た言葉と思っていましたが、実際は竹を割る際に一節を割ればあとは押すだけで割れることからきているらしいです。ふーむ、竹を割りながら由来を聞けば、なんとも納得する言葉です。
本日いよいよ、協力隊のみんな&村の皆さんと協力し、旧日向小学校校庭跡にて制作テストを行いました。

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加工した竹べらをつないで
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星形に組み合わせていきます。
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組み上がったらみんなで押しあげながら立ち上げ、半球体型のドームに。
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はじめての制作にみんな戸惑いながらも、なんとか試作の18mドームが見事に完成!

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組み合わせの順番など以外に難しいポイントもあり、大きな歪みがでてしまったりと反省点は多々ありましたが、なんとか形になりました。上出来です。
昔から一度作ってみたいと思っていたスタードーム。麻績村の仲間と作ることができるのはとても嬉しいです。
これから大小何台か作り、一月に麻績村にて開催する「おみの星空キャンドル祭り」にてアイスキャンドルと共に登場予定です!

 

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